「3DSやWii Uは、どのくらいの割合で遊ばれているのだろう」と気になる人もいるのではないでしょうか。実は、定点観測しているデータがあります。ゲーム業界団体の「コンピュータエンターテインメント協会(CESA)」が発行している書籍「2023CESA一般生活者調査報告書」によると、2022年のデータではありますが、実際に遊んでいるゲーム機について尋ねた設問があります。
 トップは(言うまでもなく)ニンテンドースイッチの22.8%で、ぶっちぎりでした。そして2位はニンテンドー3DSの10.2%、続いてプレイステーション4の6.6%、Wii Uの5.3%となります。ちなみに2022年の当時、国内の品不足に苦しんだPS5は、2.4%にとどまっています。
 上記データは、あくまでゲームを遊んだことについてです。従ってオンラインサービスの利用そのものを聞いてるわけではありませんが、少なくとも3DSやWii Uがゲームファンに楽しまれている実態が浮かび上がります。今回のサービスの終了を受けて、両ゲーム機の稼働割合にどう影響を及ぼすのか、大変興味深いところです。
 なお、2015年の「一般生活者調査報告書」でも同じ質問があり、その時のプレーするゲーム機を尋ねています。1位は「Wii」の13.2%、2位は3DSの12.7%でした。3DSの息の長い活躍に、改めて驚かされます。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/07bb652011c5003f91cc2d790578ff2321a199cb