クソアニメの信者(スタッフ疑惑)レビュー

5つ星のうち5.0仕掛けがたくさん詰め込まれてます
投稿者Amazon カスタマー2016年10月18日
今まで見てきた作品の中で、間違いなく過去最高傑作でした。シナリオ、構成、絵コンテなどアニメで詰め込める仕掛けを盛り込んでいます。
舞台でも、ゲームでも、小説でも出来ない、アニメだからこその仕掛けです。プロ達の本気は恐ろしいですね。
スタッフさん達の熱意、愛情と思い切った遊び心溢れる作品です。これほどの色々な意味で挑戦的なアニメは二度と作れないでしょう。

無印アニメと異なり3はアニメだからこそ出来る仕掛けが沢山詰め込まれていて、見返すたび新たな発見と驚きがあるため常に新鮮な気持ちで視聴できます。
アニメで気がついて、ゲームや小説を見直してまた気がついて、アニメを見て…とループが止まりません。
何回見直してもストーリーは変わらないのに、どうしてここまで印象が異なるのか、そして何が本当なのか。
考えれば考えるほど深みにはまり、裏切られた気持ちになりますが、それが楽しいです。
アニメ放送前より後の方がダンガンロンパのこと大好きになりました。

批判レビュー書かれている多くの方が誤解していますが、私たちにとって発表順序は無印→2→アニメ3絶望編/未来編でしたが、
ダンガンロンパ世界の時系列は絶望編→無印→2→未来編になりますので、絶望編が正しい出来事です。
アニメが無印・2などのゲームや小説と矛盾しているわけではなく、ゲームや小説がアニメと矛盾している状態です。
先入観は捨てて「ゲームと違うじゃないか」から「どうしてゲームでは違うのかな」に思考を変えましょう。
時系列については何度も説明されていましたが、わかっているつもりでも理解している人は少ないようです。
理解していればトワイライト事件が重要である意味合いがわかるはずです。

とは言え、スタッフからしたら今の時点では批判レビューが多い方が出来が良かったということなので嬉しいのかな、と思います。
ファンであればあるほど「推理として成り立っていない」「矛盾している」など初見でがっかりする作りですが、複数回視聴して気がついて、
過去作品を見直して驚いて、再度アニメを見て自分で考察をして、感想がぐるぐる変化する作品です。
間違いなく究極のファンアイテムです。

簡単な感想です。
未来編は推理物として成り立っていますので、状況に惑わされず事実をもとに推理すれば中盤位である程度答えがでますが、
後半の混乱させて、勢いよく仕掛けを畳みかけて答えを捻じ曲げていく様相がすごいな、と思いました。
推理としては絶望編や2との繋がりも重要になりますし、開示された情報が不十分なため大筋で答えが出ても完全正答は困難だと感じました。
また未来機関の無能さが上手に酷く表現出来てます。
勘弁してあげて、ワンサイドゲームにもほどがある、君が有能すぎるんだよ、なんて酷いと何度も思いました。
モナカが宇宙に逃げたくなる気持ちがよくわかりますが、希望ビデオは宇宙まで届くようなので意味がないあたりも皮肉ききすぎです。
モナカ宇宙に逃げてましたけど、宇宙船や宇宙飛行士の知識はどこで手に入れたのでしょう?希望ヶ峰学園には宇宙飛行士なんていませんでしたよね。

絶望編は伏線がちりばめられた切なく苦しい作品です。尋常じゃない数がちりばめられています。いつから?どこから?と考えさせられます。
77期生が絶望になるために地下の学級裁判所に入ったシーンは、無印を思い出し、絶望も希望もここから生まれてるのかと思いました。
江ノ島のやりたい放題の小物感が最高に良かったです。
世界を見据えてるくせに希望ヶ峰学園から出ることがなかったり、予備学科生への台詞など皮肉ききすぎです。
ぬいぐるみモノクマのくてっとした感じが可愛いですが、最後までぬいぐるみなんですよね。
多分絶望編後に殺戮ロボットになるわけですが、ロボットの知識をどこで手に入れたのでしょう?希望ヶ峰学園にはロボットなんていませんでしたよね。