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第69回エミー賞、ディストピアドラマ「The Handmaid's Tale」が作品賞
2017年9月18日 18:01 発信地:ロサンゼルス/米国

【9月18日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)で18日、
第69回エミー賞(Emmy Awards)の授賞式が行われ、
権威主義的で希望のない近未来の米国を描いたドラマ「The Handmaid's Tale」
(原題:ハンドメイド・テール/侍女の物語)が
ドラマ・シリーズ部門の作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、監督賞の計5部門を受賞した。

米動画配信サービスのフールー(Hulu)が手掛けた同作は、
カナダ人作家マーガレット・アトウッド(Margaret Atwood)の「侍女の物語」(1985年出版)が原作。
授賞式には77歳のアトウッド氏本人も登場した。

リミテッドシリーズ/テレビムービー部門では、ケーブルテレビ局HBOの
「ビッグ・リトル・ライズ(Big Little Lies)」が作品賞、主演女優賞、
助演女優賞、助演男優賞、監督賞の5部門に輝いた。

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の就任後初となる今回のエミー賞授賞式は、
大方の予想通り政治色の濃いものとなった。
オープニングトークでコメディアンのスティーブン・コルベア(Stephen Colbert)氏は、
「あなたが大統領についてどう感じていようと、そしてあなたは大統領について
思うところが確かにあるはずだが、あらゆる番組がドナルド・トランプ氏から
何らかの影響を受けていることは否定できない」と語った。

授賞式後のパーティーでは、フールーの活躍が話題をさらった。
ライバルの米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)が手掛けた作品は
計4部門の受賞で、フールーが勝利した形となった。