0047名無しですよ、名無し!
2019/06/02(日) 01:00:17.76ID:Pu5WeSWx婚礼の儀を前に幼い頃よく訪れた森に足を運ぶと、そこには古き友人であり狐の周子が
「もう来ちゃダメって言ったじゃん」
悪戯っぽい笑みはあの頃のままに、成長した周子は天女と見まごう程に美しかった
「うち、お嫁に行く事になったんどす」
「そうなんだ…おめでとう。じゃあ今日はしゅーこちゃんに友人代表の挨拶でもしてくれって?」
「いけずやわぁ。五年前も、その前も、そないにしてうちをあしらって」
「…周子はん。うちはーー」
後の世に伝説として語られる女狐の花嫁隠しである