確実に死ねるかどうかよりも、確実に楽に死ねるかどうかが皆が一番知りたい事なんだろ?
一族医療系の俺の知りうる客観的事実を語ろう。あくまで俺の認識した物に関してのみだ。それを理解してくれ。

凍死
低体温症やハートアタックは苦しまない
肝機能不全の体脂肪、内蔵脂肪の燃焼の機序へ進むと地獄の苦しみ

練炭
既遂の方々は楽そうに見える。が、苦しくても体動や発声が出来ないので憶測の域を出ない。
未遂の方は地獄の苦しみ。何らかの事情、途中で救出される等、予期せぬ展開で新鮮な酸素を吸い込むと
動脈血酸素分圧の急激な変化や血管壁透過性の亢進、静脈還流量の低下により頭が割れそうな程激痛と吐き気。
それに続く酸による消化器系や呼吸器系にまで及ぶ粘膜上皮の破壊(潰瘍)でも苦しむ

首つり
頸動脈を圧迫出来れば安楽に眠るように既遂。
圧迫が不十分の場合は脳内伝達物質の分泌と再吸収の機序が不全になり幻影や幻聴が激しくなり
恐ろしくリアルな別世界を見る。麻酔薬ケタミンと同様の症状(子どもは愉快な夢を見るが、大人は地獄的な夢を見る)

硫化水素
化学プラント級の設備が無くても、数秒で意識は喪失するが、あれだけ身体に刺激性の強いガス故
たとえ僅かな時間だとしても苦しむのかも知れない。
これはあくまで憶測だが、硫化水素でお亡くなりになった方々は苦悶の表情を呈しているが
その苦痛の時間が短いのか長いのかまでは体験者で無いと分からない。

以降、つづく