世話していた猫の死因について母が嬉しそうな声音で推論を披露しだして、すごくショックで悲しかったお
母もその猫の事を好きで世話を手伝ってくれていたのに、何でお・・・

結局その猫と遺体で再会する結果になったのは自分のせいお
家の近くで息を引き取っていたのにお
自分はその猫の事を未必の故意で死んでいてもいいとどこかで思っていたんだろうお
猫は自分に気を許してくれていたのにお
その純粋な信頼を汚い醜い自分は裏切ったんだお
到底赦される事じゃないお、最大の罪お

自分はどうすればいいお
同じ目に遭うべきかお
いやもっと酷い目に遭うべきお
自分は最低だお
猫の為でなく、自分が罪の意識から逃れる為に言っているんだ、反吐が出るお
釈明はしないお どれも自己弁護にしか聞こえないからお
悲しいお、苦しいお、寂しいお、ごめんお
それすら許されないかもしれないけどお、許されるとしたら、その猫のお墓の傍で自死してこれからはずっと寄り添いたいお
苦しかったろうに、気付いて、助けてあげられなくてごめんってお
恨んで、仕返ししてくれていいってお

その子の事が好きだったのは偽りない本当お
でも自分には互いにとっていい道を勝ち取る知恵も強さもなかったんだお
死ぬまで胸に罪の意識と痛みを抱いていくお

猫が死んでしまったのは十数年前お
忘れるのも、許しを与えられるのも、言い訳も、時が解決したり癒すのも許されない罪お