幼い頃に色々劣っていた自分は、この状況を良くして現状を打破しようと常々思っていた。
小学生低学年、いやもしかしたらもっと前からかな。一番やってやると思って燃えていたのは
小学6年生のときかな。勉強に運動に必死で頑張っていたよ。どれもパッとしなかったから、
優秀になりたくて。
そのときは生まれなきゃよかったとかはあんまり思わなかった。ファミコンとかもあって十分
楽しかったから。とにかく頑張れば幸せになれると思い込んでひたすら努力していた。

けどなあ、やっぱり今になって思うとそんなことしなくてよかったんだなあと思う。生まれさえ
しなければずっと幸せでいられたんだよ。俺の親はめちゃくちゃ厳しかった。ファミコンもなんとか
成績をあげたりして買ってもらった。それはもう嬉しかった。けどなあ、なんだろう、ここまで
しなきゃいけないのって思う。
先日、母親を泣かしてしまった。ちょっと話の流れで昔の話になって俺は辛かったとか本音を吐いたら
私を全否定する気?とか言って泣き崩れた。

所詮、こんなものよ。