俺は統失になって数多くのものを失った
そして身軽になってはじめて見えてきた景色もあるんだよ

その景色は以前ほど多彩でもなく輝いてもいないが、彩とはなんなのかがわかった気がするのさ
淡泊な景色の中でも少しの彩があればひとつひとつの彩の意味や美しさに気付くことができるんだよ
そしてそこからが始まりなんだよ

それはわたみんの人生においても同じことだろ