しかし、改めて思うのは、この世というのがいかに理不尽にまみれたメチャクチャな世界であるか、ということ。

自分が子供の時には、まさかここまで大人どもの世界が腐りきっているとは思わなかったが、「事実は小説よりも奇なり」のとおり、小説なんていうマンガとは次元が3つくらい違うほどの「奇なり」に満ち満ちている・・・。

木を隠すなら森の中に、というが、あまりにも多くの理不尽・不条理と、それらが交わることにより生み出される更なる不条理の全てが、隠された木となって無数に生い茂り、森となっているのがこの世のあり様は、
隠されていたはずが逆に開き直って大正義にすらなっているという、どうしようもないメチャクチャな世界・・。

そのひねり出された大便と精液のプールの中で、ただ一つ、「無こそ究極の有である」反出生主義だけが、何にも犯されることない金塊の岩のように、唯一しっかりと立ち続け燦然と輝いている。

まがい物だらけの有の次元を超越して、「0=無限大」である無の究極かつ唯一の本物さに気付いたら、もう生き物の知性の「免許皆伝」。極めきったのだから、もう物質界は宇宙は、卒業。