https://www.mental-navi.net/togoshicchosho/understand/stage/
統合失調症を発症してからの20?30年の長期にわたる経過を調べた研究では、回復または社会的治癒に至る
群は20〜30%、軽症群および中等症群がそれぞれ25〜30%、重症群が15〜25%との結果が出ました。

ここでいう軽症群とは、症状は存在しているけれども日常生活に支障をきたさない程度をいいます。したがって、
回復または社会的治癒群と合わせると、統合失調症の人の約半数が社会的生活を問題なく営むことが
できていると考えられます。

近年、新しい薬剤が登場したり、リハビリテーションプログラムなどの心理社会的療法が充実してきており、
自立した社会生活を送ることができる人は、ますます増えると思われます。