統合失調症の母を持った夏苅さん「すごく辛かった統失は本人より家族の方が辛いんだ」

統合失調症の母を持ち、苦しんで

夏苅さん自身も統合失調症の母がおり、その存在を長年受け入れられず葛藤を抱えてきました。夏苅さんが10歳の頃、母は統合失調症を発症。

タバコを吸い一日中独り言を言う母親。唯一毎日夕食だけは作ってくれたそう。

夏苅さんが17歳のときに母親が2度目の入院をしたことをきっかけに、両親は離婚。北海道の実家に帰った母親とは10年以上絶縁状態に。「手に職をつけて自立したい」と夏苅さんは医学部に入学。
しかし、在学中に自身も摂食障害と重度のうつから2度の自殺未遂を起こし、7年間精神科にかかり、過剰な投薬と副作用に苦しみます。

「医学生ですから、母が統合失調症で、遺伝の可能性があることはわかっていたんです。だから母の存在を知られるわけにはいかないし、否定する気持ちは募る一方でした」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190913-00010002-halmek-life