ひきこもりのまま結婚した40代男性、妻とは別居でも「彼女はよりどころ」

現在、全国に100万人いると推測されるひきこもり。
「結婚していますが、一緒には住んでいません。僕、たとえ家族でも誰かと一緒に住むのが苦痛なんです」
結婚したのは数年前。結婚式を挙げた当日、ふたりでホテルに泊まったものの妻は実家に戻り、
彼はひとり暮らしのアパートへ「誰かと一緒にいるのは無理だ」と痛感した

中学の時休み時間にひとり
トイレに籠もったり図書室にいたりするのはプライドが許さなかったという。だからあえて「孤立」を受け入れていた。
「修学旅行のとき班分けをしたんですが、僕だけどこにも入れない。先生が“誰か入れてやってくれ”と言ったので、
お情けで入れてくれたグループで惨めな思いをしました」

体育の授業でサッカーをしても、彼にパスが回ってくることはない。プロレス技をかけられたり
 周りはふざけていたつもりかもしれないが「悪意」にしか思えなかった

高校卒業後、就職も考えた仕事を続けることを想像したらとてもできないと思った。そこで卒業後はアルバイトをしながらひとり暮らしを始めた。

清掃、宅配便、工場
「きつかった工場で部品を組み立てる上司が“10分でやって”とストップウォッチを持って立っている昼休みも周りの目が気になって食堂にはいられない。だからパンを食べながら工場の外を歩き回って」

「心身ともにくたびれきって両親に手紙を無理なので仕送りしてもらえないか」
それから今にいたるまで、彼は仕事をしていない。
何もできない自分に絶望する日々バイトをしようとしても、周囲の人たちの「使えないやつ」という視線を思い出す
それでも「社会の役に立ちたい」という気持ちは強い
ボランティア団体で活動を始めた。そして同じ団体でボランティアをしていた、のちに妻となる女性と出会うのである。

彼女は正社員。引きこもりを正直に話してから数年後、彼女から結婚したいと言われた
「あなたは今のままで何も変えなくていいからって」
「私が結婚指輪を買うし、結婚式の費用も全部出す”と僕が言うのもヘンだけどとことん好きになったそうです
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/16976628/