統合失調症の漫画家 山田花子の自殺について

1991年頃より会話の途中で突然立ち去る、執拗にメモを付ける、過剰なダイエットをする、妹を無視するなどの奇行が見られるようになる。
漫画の発表本数も減少していったが、それでも毎月欠かさず『ガロ』に作品を発表する。だが、『ガロ』は慢性的な経営難のため原稿料が出ず、山田は漫画だけで生活するのは不可能だと判断

10以上の面接で落とされた末、1991年7月頃から喫茶店でバイトを始める。

しかし、要領が悪く注文ミスを連発し、出勤日でもないのに出勤して居座るなど奇行が目立つようになったため、1992年2月に解雇を言い渡される

しかし、解雇通告後も喫茶店で働こうとしたため警察に通報され、父親が自宅に連れ戻すが、翌日錯乱状態になり、クリニックで抗精神病薬投与、筋肉注射など応急処置を受け、

精神分裂病(統合失調症)で1992年3月4日に桜ケ丘記念病院に入院する。

その後、症状の回復が認められ、同年5月23日に退院するが、翌24日夕刻に日野市の百草団地11階から投身自殺

退院前日の5月22日には「召されたい理由」と題した日記に書き遺していた。

@いい年こいて家事手伝い。世間体悪い、やっかい者、ゴクツブシ。
A友人一人もできない(クライから)。
B将来の見通し暗い。勤め先が見つからない(いじめられる)。
Cもうマンガかけない=生きがいがない。
D太るのイヤ。
Eもう何もヤル気がない。すべてがひたすらしんどい(無力感、脱力感)
F「存在不安症」の発作が苦しい。