宇宙とは一体何なのでしょう。

地球の大気の延長、どこまでも広い空が宇宙であります。ならば、宇宙と地球を明確に分ける必要は、ありません。

つまり、宇宙とは地球であります。

地球とは一体何なのでしょう。

私をとりまく広い世界。私と常に物質を介して、循環しているものであり、これは私の生死に関係していません。常に循環しあっているのなら、私は地球の一部であります。それならば、地球と私を明確に分ける必要は、ありません。

すなわち、地球とは私でありまして、そして、宇宙とは私であります。
宇宙とは、私たち一人一人であり、個人なのです。この世界は、私たち一人一人が持つ宇宙が、複数重なりあってできているのです。
私たちは、『一枚の自己という白紙』であり、『一枚の自己という白紙』に、個人の五感を使って地球を描いて、『一枚の自己という白紙』に描いた地球を何枚も重ねてできているのが、この世界です。
ですので、私と他人は同じ世界に生きているような気がします。しかし、それは、『一枚の自己という白紙』の重なりという、偶然によって得られる共感であって、そのお互いの接点は、点に過ぎません。
お互いに『分かり合えた、と解釈し、信じている』という範疇を超えることは出来ないのです。各人が本当に分かりあえたのか、誰にも証明できません。ですので、私と他人は、たとえ仲の良い友人であっても、こんなに近くにいるのに、無限に遠いのです。

人間ばかりではなく、犬や猫が世界をどうとらえているかなんて、絶対に分かり得ない。『こうとらえているだろう』という推測の範疇を超えることは出来ないのです。
世界のすべての住人は、決して分かりあう事はできません。
この私の思いも、真の意味でこの文章を見ているアナタと共有することは不可能であります。
上記上述は、私の意思の論理的な考察でありますが、更には、より物理的な専門学問として、私は、私的な考察として、追及しなければなりません。

その解の一つが現在見出されている途中であります。