「罪と罰」のラストのあたりに主人公の夢に出てきたアジアの奥地からウィルスが世界的に流行という事態がリアルで起こるとはね
訳した亀山郁夫氏の解説によると、感染症がウィルス由来によるものとして発見されたのは「罪と罰」の執筆時であったそうだ
当時としては最新の科学知識を取り込んだものであり、そういう新しい物を貪欲に取り込んでいくドストエフスキーの姿勢が今尚著者の小説を古びかせないでいるのだろうとのこと