そうですね。「コンビニ人間」の主人公の視点で書きとおした作品を読むことで、救われた人も多いのかもしれません。

ただ、今の日本に限らずいつの時代のどの社会もそれぞれの息苦しさは存在すると思うのです。
その息苦しさに逡巡する時間や心の余裕があるのは幸せかもしれません。
生命レベルで生存していくことに懸命にならなければならない時代や社会もありますから。現在でも。

芥川賞発表時は何でこんな作品が芥川賞?と疑問に思ったのですが、こういうタイプの主人公は今の日本社会を象徴しているでしょうから、受賞に値する作品だったのでしょう。

絡まれたなんて思っていませんよ。文学談義は楽しいです。異なる視点を教えてくださって、ありがとうございます。