脳で訂正機能が低下か 統合失調症の妄想 東大

統合失調症で妄想が生じるのは、脳で間違った学習を現実に合わせて訂正する機能が低下している可能性が
高いと東京大大学院医学系研究科の河西春郎教授や柳下祥講師らが22日までに発表した。研究成果は将来、
早期診断・治療に役立つ可能性があるという。論文は英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
統合失調症患者の治療には、2型受容体に作用する抗精神病薬が使われている。今回の研究により、
ドーパミンが過剰になり、1型受容体の神経細胞群により誇大な妄想が生じた場合、抗精神病薬を使うと
現実に合わせて訂正されるという仕組みが考えられるという。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00000041-jij-sctch