今までドストエフスキーは「地下室の手記」「罪と罰」「賭博者」と読んで来たが主人公の男が全員精神的に病んでいる
イギリス人の友人に社会復帰は無理と断言されてしまったギャンブル依存症である「賭博者」の主人公がおそらく一番マトモだと思えるのが悲しい
「罪と罰」の主人公は若くて(おそらく)イケメンだからか未来のあるラストシーン
「地下室の手記」は犯罪を何も犯してないのに一番未来が無いのは中年のおっさんだからだろう
若者が精神的に病んでいる姿は小説としては絵になるがおっさんのその姿は見苦しく将来性が無いのでただ見苦しいだけである
ああ無情