Q:その後のEBRは?
A:インド企業HEROの出資を受け、FIMホモロゲーション取得に足りる台数の1190RXを生産しAMA SuperBike & World SuperBikeに参戦しました。
  オランダにヨーロッパ輸出拠点の現地法人を設立し、ネイキッドの1190SXを発売し、モトコルセが日本代理店になり
 ユリシーズ後継の1190AX発売も決まり、エリックさんのプランは順調に見えました。ところが・・・・

Q:ところが?
A:HEROが2015年4月に突然EBRに出資していた資金を引き揚げたため、資金繰りに即行き詰ってEBRは倒産しました。EBRは裁判所の競売にかけられました。

Q:競売はどうなりましたか?
A:最初の落札者の金属加工工場オーナーが買収資金を期日までに用意できないなど、混乱の末に2016年1月にLiquid Asset Partners(LAP)が買収しました。

Q:LAPはEBRをどうしましたか?
A:2016年3月にEBR工場でバイク生産を再開しましたが、2017年1月に3たび停止しました。
 新たなパーツ生産はほとんどしておらず、工場に残っていたパーツと下請けメーカーに発注済のパーツを完成車に組み終えて生産停止したと思われます。HD傘下のBuell終了から数えて3度目の停止となります。

Q:今EBRはどうしていますか?
A:LAP傘下のEBRは2018年10月現在、EBR純正パーツ販売とリコールと保証、Buellレース用(純正はHDとの契約でNG)パーツ販売を続けています。新車の生産を止めても倒産した訳ではありません。
  EBRパーツ通販サイト
http://www.erikbuellracing.net/store/