ついでによく耳にするエンジン側のチューンアップについてです。
まずはエンジンの特性を決め、効率的に生かせるように駆動系で調整するのがよいでしょう。

*チャンバー
高回転型にパワーバンドを移動させます。高回転型ほどパワーが出ますがパワーバンドが狭くなります。
*ブタ鼻はずし
エアークリーナーへの吸入を制限するゴム部品を取り払います。
*ビックキャブ
口径が大きいほど一度に多くの混合気が作れますが、バランスをとるのが難しくなります。
V100の場合、マニホールドの入手や加工が他車に比べて困難です。
*リードバルブ
V100の純正は小さすぎるのでお勧めです。開口部が大きいほど多くの混合気を送り込めます。
リードバルブが柔らかいと低回転でのレスポンスが、硬いと高回転での安定がよくなります。
*圧縮比アップ
全体的にトルクアップします。やりすぎるとピストンに穴が開いたりガスケットが吹き飛びます。
*ポートタイミング変更
開き始めるタイミングを調整します。クランク角度で観て開講時間が長いほど高回転型エンジンになりますが、
扱いづらくなっていきます。やりすぎるとスカスカエンジンになります。
*排気ポート横幅拡大
排気/充填効率を調整します。やりすぎるとピストンリングが引っかかったりして再起不能になります。

自分的オススメはちょっとだけ圧縮比を上げて全体的にトルクを太らせ、
ブタ鼻はずし(できればビックリードバルブ)で吸気効率アップです。
乗りやすさを損なわずに、よりきびきびと走れるようになります。