僕はカワサキに乗っていると、
ときどきクスッと笑うことがある。
「ああ、自分は天下のカワサキ乗りなんだ」と思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
カワサキに憧れCBを売り飛ばしてから2年。
カワサキを手に入れたときのあの喜びがいまだに続いている。
「男カワサキ」・・・・・
その言葉を聞くと、僕は自然と身が引き締まります。
カワサキ乗りの先輩方に恥じない自分であっただろうか・・・・。
しかし、先輩方は僕に語りかけます。
「いいかい?男カワサキの伝説というのはカワサキ乗り一人一人が作り上げていく物なのだよ」と。
僕は感動に打ち震えます。
「カワサキが何をしてくれるかを問うてはならない。
君がカワサキに何をなしうるかを問いたまえ」
僕は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。
でもそれは、栄光の、男カワサキ伝説の継承者である僕たちを鍛えるための天の配剤なのでしょう。
男カワサキ伝説を作りあげてきたカワサキ乗りの先達の深い知恵なのでしょう。
カワサキに乗ることにより、僕たちカワサキ乗りは日々伝統を紡いでゆくのです。
嗚呼なんてすばらしきカワサキ哉。
伝説と実績は圧倒的。
デザイン、パフォーマンス、すべてにおいて並びなき王者。
素晴らしい品質。
余計な説明は一切いらない。
ただ職場の同僚には「カワサキ乗りです」の一言で羨望の眼差しが。
カワサキに乗る仲間、そう、僕を笑顔で迎えてくれる友人も出来ました。
揃いの革チョッキに身を包み、お互いに熱いまなざしを交わしているとき、僕はこう思うのです。

アッー!カワサキ乗りになって本当によかった。