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「透き通った音」「滑らかで上品な高音」「自然な低音」

こうした言葉は聞こえがいいが、何一つ反証可能性にかけており、議論を始めることすらできない。

AとBを比べたい。その時に役立つのが「ABXテスト」、またはダブルブラインドテスト(二重盲検法)というものだ。

(中略)

実際にABXをしたところ、FLACとAppleエンコーダで作ったAAC 192kbpsの間で違いがわからないし、大半の曲で、LAME MP3 320kbpsは原音と区別がつかない。
また、驚くことに256kbpsのAACを10回再圧縮したものと原音の区別すらABXテストでつけられない。それは大半の人にとって同じ結果だろう(本当だ、やってみると良い。ただし、AACエンコーダは音質の良いAppleのものを)。

そうして実際にテストしたら、なんども再圧縮されてしまうBluetoothイヤホンでも安心して聴けるし、これほどまでに圧縮技術がすごいのならば、
高くてサイズの大きいのハイレゾ音源や、その周辺に溢れかえる高価なものは全て馬鹿らしいとも思えてしまう。