「マニアック」は、悪い意味でNetflixらしさに溢れた作品だ:ドラマレヴュー
https://wired.jp/2018/11/17/netflix-manic-review/

エピソード単位で脱線する物語は、初期のNetflixオリジナル作品を思い起こさせる。
「マルコ・ポーロ」や「ゲットダウン」といったカネのかかった暇つぶしに、視聴者たちが景気よくカネを落としていたころのことだ。
それもどうやら、大した収穫はなかったようではある。

「マニアック」も、ひどい内容のときにはこれらと同様、節度というものが存在しない。予算の制約も、視聴者の関心も、大人たちの監視もおかまいなしに、物語は進む。
何より、こんなアルゴリズムでゴーサインを出してしまったのだから始末に負えない。
最高の監督+ビッグネーム揃いの俳優陣+「キレ味のいい」アイデア=「クレイジーに行こうぜ、ギャングたち!」──といった具合だ。