朝の六時を回った頃、二日続けて朝ごはんを食べに来た老婦人がいる。
名前 は八千代、好きなものはアジの開き。店の常連客の一人、ストリッパーのマリリンは、巡業先から帰ってきていたが、顔を合わすうちに 八千代と意気投合、「マリリンちゃんの踊りが見たい」という八千代の一言で深夜のクラブにまで一緒に行くことに。
マリリンの手を離れ、ひとりで踊り始める 八千代。
八千代とは一体何者?同じく常連客の一人、忠さんは、どこかで見た顔、と思った。