(医)かめおかクリニック http://www.myclinic.ne.jp/kamecli/ 亀岡明夫

情報(1)B型肝炎は感染力が強いので乳幼児ほど要注意!
○B型肝炎の主な感染経路は母子感染、性行為、医療行為等であり、
日常の生活では容易に感染しないと考えられていますが、
汗、唾液、涙、尿からウイルスが分離されており、保育園での噛み付き事故での感染も報告されています。
○針刺し事故で感染する確率はHBV(B型肝炎ウイルス)が30%、HCV(C型肝炎ウイルス)が3%、HIV(エイズウイルス)が0.3%といわれています。HCVとHIVが輸血や性行為でしか感染しないのに、HBVはキスや唾液からでも感染するほど感染力は強力です。

○性行為で感染した場合、成人は免疫力が発達しているため急性肝炎を経てほとんどの人が体からウイルスを排除でき治りますが、母子感染の場合、乳幼児は免疫力が弱いためウイルスを体から排除できずキャリア(ウイルスを体内に保有し続ける)化してしまうことがあります。