「あの一つ屋根の下で“やらせ”は確かにあった。フジテレビ側としては隠したい、何もなかったことにしたいのかな。花のためにフジの姿勢が変わって欲しいから事実をお話しします」

こう重い口を開くのは小林快さん
「“やらせ”指示は、大体、密室で行われました。他のメンバーがいない部屋に呼ばれて番組スタッフ五人に囲まれる。そこでメンバーとの関係を聞かれながら指示が出るんです。プレッシャーを感じるし、キツかった。僕は 『やりたくない』って断れたけど、花とか断れない女の子は多かったはず。彼らは御しやすい人たちに無理強いしていたんだと思います」

「花はあのこと(コスチューム事件)がなかったかのように普通に接してくれた。そして、彼女から 『(帽子をはたいたのは)本心からじゃなくてスタッフに煽られた。あそこまでやりたくなかったのにごめんね』と言われました。」

「新しい同居人男性が女性全員を食事に誘っていたので、僕が 『なんで全員誘うの?』と聞くと、彼から 『みんなのことを知りたいから』とごく真っ当な答えが返ってきた。スタッフは、その“台詞”が気に食わず、カットとなった。それで僕を別室に呼び出し 『もう一回同じことを聞いて』と言い出した。それでテイク2みたいに撮り直してまた同じことを聞くはめに。彼は芯のある男だったから全く同じ答えを言ったんです(笑)。今度はディレクターが彼に 『お前さあ、かっこつけてね?』と怒鳴っていた。本心から出た彼の言葉を変えようとするなんて、マジで意味が分からなかった」