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※ネタバレ有り





■ボロボロになって尚、募るのは亡き父への想い

わかってはいたけれど、誰も自分を必要としない、期待さえされない世界に足を踏み入れてしまったと実感する日々。ただそんな想像を絶する「血だらけ」の世界を目の当たりにしても、復讐心を募らせ続けていたジウ。ここで強くなって犯人に復讐すると心に誓うジウに、またしても新たな絶望が襲いかかる……。

【Editorの勝手に見どころ!】実は今回のジウの役はそんなに台詞が多くない。なのに!喋っていないのに、声が聞こえるかのような錯覚を覚えるんです。まさに韓国の名優たちが得意とする、目と体で訴える演技。ふとした瞬間の目線の先や仕草に、ぜひ注目して欲しい!ソヒが2020年に大ブレイクして以来、ドラマやCMに引っ張りだこの理由が分かる気がします。本作は今後ソヒの女優人生を語る上で絶対欠かせない作品になるはず。


■名を捨てて生きる覚悟

優勝者には特別休暇が与えられるという、配下参加のファイト大会が開催。男性との圧倒的な力の差を逆手に取り、優勝候補ガンジェを倒し、見事1位の座を獲得したジウ。しかしこの出来事がガンジェの自尊心をズタボロにすることとなり、のちにガンジェの復讐によりジウは更なる絶望の淵に立たされることに……。

【Editorの勝手に見どころ!】本来の自分「ユン・ジウ」を捨て、オ・ヘジンとして生きる決意をしたジウを見ていると、終始胸の奥が疼いて心がえぐられるかのよう……。演技だとわかってはいるものの、ガンジェがジウにする卑劣な言動には思わず目を逸らしたくなると同時に、はらわたが煮えくりかえる思いを抱きます。感情をグワングワンと揺さぶられるだけに、長期戦よりも短期戦で一気見するのが良いかもしれません!

■【大人編】警察官オ・ヘジンとして、麻薬捜査班に潜入

険しい日々を乗り越え、オ・ヘジンとして警察官になったジウ。警察署でも圧倒的な実力を見せつけ、ついに念願の麻薬捜査班への異動を実現させる。父ドンフンを殺害した犯人の手がかりは果たして掴めるのか。真相にたどり着くことができるのか?

【Editorの勝手に見どころ!】すらりと華奢でまだ幼い印象だったジウから、オ・ヘジンに変わった様が本当に月日が流れたかのようで驚く。ガラリと変わったビジュアルや空気感までしっかり“大人”になっていて、またしてもソヒの演技力を見せつけられた瞬間でした。懸垂で黙々とレーニングする格好良すぎる姿や、切りっぱなしのフレイドヘムカットも素敵!! 今まで見たことのないソヒを堪能できるのも本作の魅力。