「私も課金に疲れた状態だと気づき、今年の1月上旬にソシャゲをやめたばかりです。トータルの課金額は300万円ほどですかね。」

「後に何も残らないゲームにお金を使うなんて馬鹿らしいと思っていました。

2016年には課金を誘発させるような対人要素のあるものや、
イベントの頑張り次第でランキングやポイントに応じて報酬がもらえるものもプレイ。『勝ちたい』『報酬がほしい』という思いが強くなり、総額10万円ほど課金しました」

「2017年の6月ごろ、友人から『対人要素やランキング報酬がなくて気楽にできる』という謳い文句で紹介されたゲームにドハマりしました。
重厚なストーリーで登場するキャラが魅力的で、
何としてもガチャで手に入れて自分のスマホで愛でたい願望にかられました」

「最初は、キャラが出ても出なくても月2万円くらいに抑えていました。でも次第にエスカレートしていき、
12万円でキャラが出なくても、次の1万で出ると信じて13万円で出たときは感動に震えました。
1体で満足できなくて、コンプリートを目指して20万円以上つぎ込むことも……」

「Twitterで『キャラ名+爆死』で検索するんです。例えば、自分が3万円で1体出たなら、同額で引けていない人もいる。そうやって“自分は運がいい方だ”と思い込むようにしていました。
それから、課金で1万円使ったら飲み会に2、3回行ったと思えばいい、5万円なら今月は残業代が出るから実質無料、10万円以上なら海外旅行に行ったとか、PCが壊れたから買い替えたのと同じ……と思い込むようにしていました」

家電や服などのモノにはお金を出せなくなりました。だって、50連くらい回せるからです。
すべてが課金優先で課金換算してしまう。もはや、課金することが人生の喜びといっても過言ではなかったのかもしれません。

Twitterに『単発で引けた!大勝利!』『〇万でも出ない……止まるんじゃねぇぞ……』『課金は家賃までにしとけよ』などと投稿するのも楽しくて、やめられませんでした」

「『ゲームよりガチャが好きだよね。疲れない? その生活?』と釘を刺され、ハッとしました。
でも、それがいつの間にか、精神的にも経済的にも大きな負担になっていた。今思えば、気づかないふりをしていただけで、“課金疲れ”だったんですね。結局、友人にアカウントを譲渡することに。