むかしむかし、あるところに、田舎民と都会民が一緒に住んでいました。
田舎民は山へコラッタ狩りに、都会民は世田谷公園へミニリュウ狩りに行きました。
田舎民が山でコラッタ狩りをしていると、突然シルエットに見たことも無い異様な影が現れました。
大きなハサミのようなものを持ち、両手を掲げたそのシルエットには王者の風格が溢れ出ています。
「おや、これは良いおみやげになる」
田舎民はそのポケモンを探し当て、残り一つ、最後のモンスターボールで何とか捕獲し、家に持ち帰りました。
そして、帰宅した都会民に捕獲したレアポケモンを見せました。
「カイロスというレアポケモンを捕まえたんじゃが…」
都会民は苦笑を浮かべながら
「おめでとう!凄いじゃないか!近くに無人のジムがあるから今から強さを試してみるかい?」
田舎民と都会民はカイロスの強さを調べる為、ジムへ向かいました。
そしてジムに着き、都会民が先にコイキング100を置きました。
「このコイキング、メーターMAXだろ?こいつ相手にどこまで削れるかだな」
すると、田舎民はおもむろにカイロスを選択しバトルが始まりました。
勝負は一瞬で決しました。なんとカイロスがメーターMAXのコイキングを秒殺したのです。
「これはきっと、神さまが与えてくださったにちがいない!!」
田舎民は子どものようにはしゃぎまわり大喜びです。
田舎民に捕獲されたカイロスは星の砂を全て注ぎ込まれ大事に大事に育てられました。
めでたしめでたし。