KS:確かに。(密猟者が)どうやって象牙を手に入れるか見せてくれてね。
なぜそれが起こるのかの個人的議論も興味深かったけど、それは実際に起こったことでもあって。
なぜなら密猟者の経路や場所をあなたがGoogleMapで見せてくれたから。それと同じことを海洋廃棄物でも示してくれましたよね。
あの巨大な -絶対に忘れられないけど -とにかく巨大なプラスチックボトルの固まりがそれを形成していて。
もう一つ、森林破壊と、それに対する人々の意見の実際も。あなたは人々が言っていることと世界の現実を直面させたわけですね。
これは興味深いことですよ。

JH:ああ、科学者にとってもね。こういった衛星写真にアクセスすることはとても高額で難しく、技術的な挑戦の過程だった。
科学者の多くは衛星写真と比較したいデータを持ってはいたんだけど、比較するための技術的、経済的意味については知らなかったんだ。
GoogleEarthが全世界の高解像度画像と共に、基本的には無料で広く公開されたあと、突然、全ての科学者たちはアイディアやデータを視覚化する方法を、この本当に素晴らしい無料ツールで得たわけだね。
最終的に一般向けの製品にはなったけど、多くの科学者によって興味深い用途に活用されてるよね。

IF:あなたがドローンが地図業界をどうやって変えると考えているのか、興味があるんですが。
なぜならあなた方は明らかに(スマートフォンなどの)こういった機器から消費者のデータを別レイヤーとして集めようとしていますよね。

JH:確かに、それは「中央監視」的ではありますね。僕らはこれらの大量の多角的データを合成して、世界のストリートレベルに取り込み、
極めて頻繁に更新しているんだけど、(ドローンを使うことは)それを外挿的に行うに等しいというか。
ショッピングモールのなかの様子を収集したり、かなり近いストリートレベルまで接近したりといった、
それが忠実に行われるなら素晴らしいことになるとは思いますよ。
もし実現するなら、ね。
明らかに克服するべき規制や他のものがたくさんありますけどね。
でも技術的には可能だし、いくつか実行されるだけの意味があると思いますよ。