フェイスブックは、カリフォルニア州のサンノゼで19日に開いた開発者向けのイベントで、

人間の脳の活動を読み取って、頭の中で考えている文章を文字として入力する開発プロジェクトを進めていることを明らかにしました。

フェイスブックによりますと、外科手術によって頭に電極を埋め込み、脳からの指示で文字を入力する技術はすでにあるということですが、

研究チームでは帽子のようなものを頭に被り、1秒間に100回という高速で脳をスキャンして活動を読み取る技術を開発しているということです。

開発はまだ、ごく初期の段階ですが、すでに人工知能などの分野で世界トップレベルにある専門家60人以上を集めて、手で書くより速いとされる1分間に100の単語の入力を目指しているということです。

研究チームのリーダーのレジーナ・デューガンさんは「不可能なことのように聞こえるが、そう遠くない時期に実現し、

スマートフォンを指で操作するより5倍速く入力できるようになるだろう」と話し、新たな技術の確立に自信を見せていました。