国家規模の人体実験

1950年代になると、CIAによる極秘洗脳実験計画が本格的にスタートすることになる。
コードネームは「MKウルトラ計画」(Project MK-ULTRA)。中心になったのは、
当時のCIA長官アレン・ダレス。アイゼンハワー元大統領から絶大なる信頼を得ていた人物だった。
12: (アウアウエーT Sa4a-e1rX) [] 2017/11/07(火) 00:04:16.68 ID:M+Pk8MFta(5/45) BE AAS
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1955年、ダレスがウィルソン国防長官に提出した報告書には、
「MKウルトラ計画」の実態が記されている。

「1951年以来、CIAは各種の実験を通じ、LSDによってもたらされる
異常行動の性質、投与量に対する変化、環境および個人に関する要因などについての
重要な情報を蓄積してきた。長期にわたって繰り返し行う投与が行動にもたらす影響についても
考察を重ねてきた」

LSDというのは向精神薬の一種であり、早い話が幻覚剤だ。
それを長期にわたって繰り返し投与すると、人間の精神にどのような影響を与えるのか、
その情報を蓄積してきたというのである。しかも報告書には、実験の情報はCIAのみならず、
陸海空軍すべてが共有していたとも書かれている。まさに国家規模の人体実験プロジェクトだったわけだ。
13: (アウアウエーT Sa4a-e1rX) [] 2017/11/07(火) 00:05:45.00 ID:M+Pk8MFta(6/45) BE AAS
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キャメロン博士が行ったのは――名目的には――薬物投与と電極ショック療法を組み合わせた、
新しい精神治療法の開発だった。だがその内容は、治療というにはあまりにもすさまじく、非人道的なものだ。
14: (アウアウエーT Sa4a-e1rX) [] 2017/11/07(火) 00:06:18.42 ID:M+Pk8MFta(7/45) BE AAS
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まず、被験者の脳を白紙状態に戻すために、LSDなどの薬物を投与して意識を現実から分離させ、
最大で100回ほどの電気ショックを与える。これを2〜3週間繰り返すと、人間の脳は植物状態に陥るという。