>>770
「種族ッスかぁ…」
「そうロス」

トレーナーが焚き火にあたりながら眠っている横で、カイロスとパラスは語り合っていた。

「でもオイラはいじめられてるッス
おまえは中途半端だ、って。実際力もないしスピードもないし…むしなのかくさなのかって…」

「そうロスねぇ…」「!?」

「たしかに悪いところを言ったらそうかもしれないロス。
でもご主人もカイロスも、パラスは何かもっと強くなれると思ってるロスよ。
カイロスは思ってるロス、最後に自分を信じられることが強さなんだと。
そのためにカイロスもかくとうわざを練習したりしているんロスが…

パラスはとても頭がいいのかも知れないロスね。
カイロスはそんなふうに考えられるようになったのは最近ロスよ。
むしタイプはあまり深く考えないロスし…ねぇ。」

「今はむりかもしれないけど
「いつか自分の種族に誇りを持って欲しいロス、それがバトルに生きるロスよ」