0215確かに存在した名無し(岡山県) (ワッチョイ b7f4-OW8S)
2020/12/01(火) 00:59:34.01ID:SChyo3IJ0最終の地下鉄をいつも選んで乗って
ガランとしている車両に立ってると
本当に孤独になった気がしてくる
景色の無いトンネルは人生みたいで
騒々しい音を立てて過ぎるだけ
うっかり下を向いてたら終点になる
同じ車両に誰かがいたってシンパシーなんて全く感じない
駅のベンチには酔いつぶれかけたサラリーマンが愚痴を言ってたけど
明日になればいつものようにラッシュアワーに揉まれてる
誰もいない世界行きたいそんなこと思っていた
あの頃の僕って病んでいたのか
ひんやりしてるガラス窓に気付けばおでこを付けてた
なぜそれでも人は我慢しながら毎日生きているんだろう
僕にはそれが不思議だった
何が嫌ってわけじゃないけど
無理をして微笑む幸せなんていらない
地上から今自分がどこらあたりかって街並みから検討もつくけれど
今更もうどうでもよくなってしまったよ
誰がどこにいてなにしていようと僕にとっては全然興味ない
大事なことはこれからの行先この地下鉄をもし乗り過ごしたら
どこまで行ってしまうのだろうもう戻ることはできないのに
まだ知らない世界行きたいぼんやりと思ってた
この世の中昨日の繰り返しだ
ドキドキとするなんかなんてないってわかってしまった
ねえそれでも生きなきゃいけないって結構つらいことじゃないかな
僕にはそれが絶えられない
だけど今すぐ死んだりはしない
急がなくったってそのうちに皆死ぬんだから
バイト終わってたらいつも同じように最終の地下鉄に乗っている
僕はいつになれば違う時間帯の生き方を選べるんだろう
誰もいない世界行きたいそんなこと思っていた
あの頃の僕って病んでいたのか
ひんやりしてるガラス窓に気付けばおでこを付けてた
なぜそれでも人は我慢しながら毎日生きているんだろう
僕にはそれが不思議だった
何が嫌ってわけじゃないけど
無理をして微笑む幸せなんていらない
これからの人生期待なんかしてない