櫻坂46「最終の地下鉄に乗って」

最終の地下鉄をいつも選んで乗って
ガランとしている車両に立ってると
本当に孤独になった気がしてくる

景色の無いトンネルは人生みたいで
騒々しい音を立てて過ぎるだけ
うっかり下を向いてたら終点になる

同じ車両に誰かがいたってシンパシーなんて全く感じない
駅のベンチには酔いつぶれかけたサラリーマンが愚痴を言ってたけど
明日になればいつものようにラッシュアワーに揉まれてる

誰もいない世界行きたいそんなこと思っていた
あの頃の僕って病んでいたのか
ひんやりしてるガラス窓に気付けばおでこを付けてた
なぜそれでも人は我慢しながら毎日生きているんだろう
僕にはそれが不思議だった
何が嫌ってわけじゃないけど
無理をして微笑む幸せなんていらない

地上から今自分がどこらあたりかって街並みから検討もつくけれど
今更もうどうでもよくなってしまったよ
誰がどこにいてなにしていようと僕にとっては全然興味ない
大事なことはこれからの行先この地下鉄をもし乗り過ごしたら
どこまで行ってしまうのだろうもう戻ることはできないのに

まだ知らない世界行きたいぼんやりと思ってた
この世の中昨日の繰り返しだ
ドキドキとするなんかなんてないってわかってしまった
ねえそれでも生きなきゃいけないって結構つらいことじゃないかな
僕にはそれが絶えられない
だけど今すぐ死んだりはしない
急がなくったってそのうちに皆死ぬんだから

バイト終わってたらいつも同じように最終の地下鉄に乗っている
僕はいつになれば違う時間帯の生き方を選べるんだろう

誰もいない世界行きたいそんなこと思っていた
あの頃の僕って病んでいたのか
ひんやりしてるガラス窓に気付けばおでこを付けてた
なぜそれでも人は我慢しながら毎日生きているんだろう
僕にはそれが不思議だった
何が嫌ってわけじゃないけど
無理をして微笑む幸せなんていらない

これからの人生期待なんかしてない