間違った道に行きそうになったときには叱りつけることも必要だが、日常では厳しいよりも過保護に育てたほうが、誰からにも愛され真っ直ぐな人間に育つという。
昨日のテレビでの田村保乃の育て方の様子からそのことが最大限に例証された。

正反対の育て方をされた身としては、観ていて涙が止まらなくなった。
自身を憐れんだ涙でもなければ、保乃を羨ましがった涙でもない。
この日本のどこかにはああいう幸福な家庭があるという感情による涙だ。
ほっとすると同時に幸福をお裾分けされた気分だった。