新型コロナ日本感染ルーツとウイルスの種類:中国のゲノム分析から
2020年3月10日(火)11時55分
遠藤誉(中国問題グローバル研究所所長)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/post-92673_3.php

変異は飛行機で浴びる放射線が主原因か
論文は変異したウイルス保持者の足跡を調べることによって、変異の多くは飛行機に乗ったことにより上空の放射線を浴び、
それによってゲノム配列が異なってしまった可能性が高いと分析している。

ウイルスは二重螺旋型の遺伝子配列であるDNAではなく、一重螺旋型のRNAなので、変異をそのままコピーし易い性質を持っているという。

それも変異は最終的には毒性が弱くなり、宿主となる人間が死なない方向に動いて長く人間と共存していく方向(人間界に定着する方向)に変異して
ウイルス自身がいつまでも生き延びるようになる傾向にあるだろうが、
しかし「H3」から「H1」のように、爆発的に強力化する場合も途中ではあり得る。

多くの人間(宿主)が死んでも、それを遥かに上回る数の人間に宿って(感染させて)、そこで生き延びていくという方法だ。
これが武漢の大規模感染である。その意味では武漢の海鮮市場の野生動物という宿主は、やはり強力だったということが言える。