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坂口「終わらせないといけないプロジェクトもある。自分が離れて作品が違う方向に行っちゃうのは寂しい」 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しさん必死だな@無断転載は禁止
垢版 |
2017/05/30(火) 18:26:45.90ID:t/MZSOLS0
https://entertainmentstation.jp/80825
終わらせないといけないプロジェクトもある

映画『ファイナルファンタジー』についてうかがいたいと思います。
以前、後半の急速な展開について、なぜこうなったのかとお尋ねしたら
「それは終わらせないといけないから」と、答えられていたのですが本当にそれだけですか?

坂口 いや、本当にあのままだと終わらなかったですよ。
プロジェクトって永久ループに入るときがあって、そうなるとほっといたら多分終わらないです。
そういうのって世の中にいっぱいありますよ。
そういうときって思考を変えて無理にでも終わらせないと、みんな不幸になりますから。
僕の映画もそこに尽きます。もちろん、
そういう状況に入っちゃったっていうところは問題だったと思いますよ。
プロジェクトとして無理をしすぎたっていうのもあったかもしれませんね。
リアルを求めすぎたというか、やはり当時のマシンパワーだとなかなかね。
1枚レンダリングするのにどれだけ時間がかかるんだって。

では、映画から得た経験とか反省みたいなものはありますか?

坂口 特にないですね。よく「あなたは早すぎる」とか、
「もうちょっとゆっくりじっくりやればいいじゃない」と言う人もいるんだけど、
僕がやってうまくいったものも同じノリでしたから。やったことが全部成功するハズはないし、
そうやってパッと思いついたら動いちゃうのが自分だとも思っていますので。
そこは別に変える気もないし、反省する気もないっていうか。
確かに、「これなんかいけるんじゃない?」と思って
反射的に動くと失敗することが多いんですけど、
その行動力を失ったら終わりかなとも思っているんですよ。

でも、僕はあの映画を何回か観ていますけど、
あの時代に日本人のゲームクリエイターが映画監督として、
あのクオリティの作品を作って世界に問うたというのは
改めて評価されるべきなんじゃないかと思うんです。

坂口 どうなんでしょうね。ただ、あそこから巣立ってハリウッドで活躍している連中がいて、
そいつらと会うと一応礼は言われるんですよ。
あれがなければ今のハリウッドに出ている日本人たちはこれほどはいなかったって。
でも、プロジェクトとしてはうまくいかなかったですから、
僕としてはそのことを声を大にして言う気もないし、良かったねってくらいですよね。
まあ、それくらいの副産物がないとね。何もないじゃ、ちょっとさみしいですよね。
0002名無しさん必死だな@無断転載は禁止
垢版 |
2017/05/30(火) 18:27:09.14ID:t/MZSOLS0
その後、『FFXI』を最後にスクウェアを退任されるわけですけど、
そのときは何かご自身の中で感慨みたいなものはありましたか?

坂口 もう株主総会に出なくていいんだって(笑)。
取締会出なくてもいいし、春になったら査定会議で1カ月潰れることもないんだと。
いやぁ、だって会社の経営方針について会議で怒鳴りたてていたら、
その日1日クリエイティブなことはできないですよ。

そういうのはイヤでしたか。やはりクリエイティブに専念したいと?

坂口 自分の時間の使い方が間違っているなと思っていましたね。
ゲーム作りが好きでこの道を選んだはずなのに。
でも、そうはいってもスクウェアという組織も大事だから
経営会議になれば言うべきことは言うじゃないですか。
なんでそこまでデジキューブ(注18)に
肩入れしなきゃいけないんですか……みたいな(大笑)。

注18)1996年にスクウェアがコンビニでのゲームソフト販売や
攻略本の出版事業などを主目的に立ち上げた関連会社。

おっしゃるとおりですよね、その通りです。
この部分はカットせず残しておきますね(笑)。

坂口 残さないでいいよー(笑)。いや、理屈としては分かるんですよ?
流通もある程度抑えることでスクウェアグループとして利益を上げていくんだと。
でも、そのために開発チームにしわ寄せがきて、
製品が劣化するんだったら僕はやっぱり許せない。
ユーザーが面白いって言ってくれるから売れる。
だから、流通でも儲かるわけでしょ?
自分としても負けられない一線があったので「ギャーッ」ってなるじゃないですか。
年がら年中そんなことをやっていたら、
もう(ゲームを)作っているヒマなんか無くなりますよね。
それで、気が付くと自分が任せていたプロジェクトが、
なんか僕が思っているものとは違うものになっているんですよ。
なんでそれそうなった、みたいな。

やっぱり現場でもそういうことが起こりつつあったわけですか。

坂口 クリエイターはそれぞれ志向が違いますよね。
僕と同じ志向をする必要はないし、その人の感性で作るべきだと思います。
ただ、僕としてはこういうノリにしたかったなというのがあって。
自分が現場から離れることによって作品が違う方向にいっちゃうのは寂しかったです。
そういうことを感じるようになったらもう自分の作品ではないですよね。
自分では何も作っていないに等しい。こりゃいけないなと思ってました。
僕はビジネスマンじゃないし、
そういう経営的なことをやりたかったわけでもないですから。
0004名無しさん必死だな@無断転載は禁止
垢版 |
2017/05/30(火) 18:45:32.28ID:/1/kjmDc0
イイハナシダナー

坂口 どうなんでしょうね。ただ、あそこから巣立ってハリウッドで活躍している連中がいて、
そいつらと会うと一応礼は言われるんですよ。
あれがなければ今のハリウッドに出ている日本人たちはこれほどはいなかったって。
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