http://jp.gamesindustry.biz/article/1708/17083101/

 問題はソニー・インタラクティブエンターテインメント(SIE)だ。
SIEは「ドラクエ11」の発売で,PS4の国内販売および週販で3万程度にすぎない状況を大きく変えたかったはずである。
つまり,国内でコンシューマゲーム機として「PlayStation」がメディアで大きく取り上げられ,注目が高まり,結果として販売の低迷トレンドから脱却を図るシナリオである。
 しかし,確かに週販は一時的に上昇したものの,話題に関しては8月に入り7万台前後の販売を続ける「Nintendo Switch」に大きく後れを取っていると言わざるを得ない。
以前からSIEはサードパーティの大型タイトルに積極的な支援を行っている。
 「ドラクエ11」に比類する大型タイトルといえば,ほかに「モンスターハンター:以下モンハン」しか見当たらない状況下で,「ドラクエ11」がトレンドを変えられなかったことは大きな痛手であろう。

やはりソフトウェアでトレンドを変えるのは難しいということであろう。
サードパーティを囲い込むことが販売を制することを考えているSIEは問題だと言わざるを得ない。
これは,資本の無駄遣いになっている可能性が高い。
しかし,現在の競合環境を考えるともはや,支援を止めることは困難であろう。