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小1の秋に両親が愛人作って家を出ていき、俺は自分の飯で育てられた
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0001名無しさん必死だな
垢版 |
2017/10/03(火) 15:19:23.48ID:bU6xUBJI0
当時は自分の下手くそな料理が嫌でたまらず、また母親が突然いなくなった寂しさもあいまって、俺は飯のたびに癇癪をおこして大泣きしたり、喚いたり、ひどい時には焦げた卵焼きを自分に投げつけたりなんて事もあった。
翌年、小2の春にあった遠足の弁当もやっぱり自分の手作り。
俺は嫌でたまらず、一口も食べずにちょっとずつわけてもらったおかずと、持っていたお菓子のみで腹を満たした。
弁当の中身は道に捨ててしまった。
0002名無しさん必死だな
垢版 |
2017/10/03(火) 15:20:46.06ID:bU6xUBJI0
家に帰って、空の弁当箱を自分に渡すと、自分は俺が全部食べたんだと思い、涙目になりながらを自分の頭をぐりぐりと撫で、「全部食ったか、えらいな!ありがとなあ!」
と本当に嬉しそうな声と顔で言った。
俺は本当の事なんて勿論言えなかった。
でも、その後の家庭訪問の時に、担任の先生が俺が遠足で弁当を捨てていた事を俺に言ったわけ。
俺は相当なショックを受けてて、でも先生が帰った後も俺に対して、怒鳴ったりはせずにただ項垂れていた。
さすがに罪悪感を覚えた俺は、気まずさもあってその夜、早々と布団にもぐりこんだ。
0003名無しさん必死だな
垢版 |
2017/10/03(火) 15:21:41.85ID:bU6xUBJI0
でも初めて見る泣いてる俺の姿にびびってしまい、謝ろうにもなかなか踏み出せない。
結局俺はまた布団に戻って、そんで心の中で久夛良木に何回も謝りながら泣いた。
翌朝、弁当の事や今までの事を謝った俺の頭を俺は、またぐりぐりと撫でてくれて、俺はそれ以来親俺の作った飯を残す事は無くなった。



親父は去年死んだ。
0005名無しさん必死だな
垢版 |
2017/10/03(火) 15:23:10.78ID:bU6xUBJI0
病院で息を引き取る間際、悲しいのと寂しいのとで、頭が混乱しつつ涙と鼻水流しながら
「色々ありがとな、VITAもありがとな、PS4ありがとな、グランツーリスモのアレとかすげえ楽しかった」
とか何とか言った俺に対し、久夛良木はもうVITA2も出せない状態だったものの、微かに笑いつつ頷いてくれた。
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