『Star Wars バトルフロント II』をきっかけに、EAからスター・ウォーズの
ゲーム化権を取り上げることを要求する署名活動が展開中
http://jp.automaton.am/articles/newsjp/20171127-58385/

Electronic ArtsとDICEは『Star Wars バトルフロント II』について、コミュニティからの批判を受けてゲーム内課金要素を
一時取り下げるなどの対応に迫られた(関連記事)。本作は予定どおり11月17日に発売されたが、サービスとしてゲー
ムを運営する上でのビジネスモデルに関しては出直しを余儀なくされた形だ。両社がどのような変更を加えるかはまだ
示されておらずプレイヤーとしては見守るほかないが、一部の「スター・ウォーズ」ゲームファンにとっては、EAがこの
フランチャイズを扱うことに対して、もはや我慢の限界を超えているようだ。

現在オンライン署名サイト「Change.org」にて、「Lucasfilm: Revoke EA’s Star Wars License」と題して、EAが持つスター・
ウォーズのゲーム化に関するライセンスを取り消すようルーカスフィルムに嘆願するための署名活動が行われており、
海外で注目を集めている。ルーカスフィルムはスター・ウォーズを手がけている映画会社で、現在はディズニーの傘下
でフランチャイズを管理している。

この署名活動の発起人は、EAはプレイヤーに提供するゲーム体験やコンテンツのことよりも、プレイヤーからどれだけ
多くのお金を搾り取るかということばかり追い求めていると主張。例として、まず2015年発売の前作『Star Wars バトル
フロント』を挙げている。同作は60ドルのフルプライスゲームとして発売されたが、収録されていたコンテンツはそれほど
多くなく、のちに複数の有料DLCをリリースして拡張された。すべてを体験するには(当時の価格で)合計110ドルを支払
う必要があり、“フルプライス”で購入したものは未完成品だったとしている。

また、先月閉鎖されたVisceral Gamesが手がけていたスター・ウォーズゲームにも言及している。このプロジェクトでは
「リニアなシングルプレイ体験」を特徴としていたが、「プレイヤーが何度も戻ってきたくなるようなゲーム体験」への方針
転換がおこなわれた(関連記事)。署名活動の発起人は、当初のプランこそが多くのファンが求めていたものであって、
方針転換したのはシングルプレイではマネタイズの機会に限界があるからではないのか、やはりEAはファンのことなど
考えていないのではないかと主張している。

そして『Star Wars バトルフロント II』についても、この署名活動開始時はまだ発売日前で先行プレイがおこなわれている
段階だったが、キャラクターの能力に直結するクレート(ルートボックス)の仕様について大きな批判が巻き起こっていた
ことに言及(関連記事)。これらすべてが、スター・ウォーズのブランドを傷つける行為であると断じている。この署名活動
は本稿執筆時点で約1万7000人もの賛同者を集めており、2万5000人に達した場合、Change.orgはルーカスフィルムに
正式な嘆願として送付する。

長文なので以下略