http://jp.ign.com/marvel-comics/19802/feature/
今月中旬、マーベル・コミックは新しい編集長として、副社長のC.B.セブルスキーを指名した。ところが、この判断は大きな議論を巻き起こしている。
セブルスキーは、過去の一時期(2004年〜2005年)において「Akira Yoshida(吉田晶)」という日本人っぽいペンネームを使用し、その人物のバックグラウンドまで創り上げて日本人を騙っていたのだ。
編集者とコミック作家の兼業が禁止されていたが、セブルスキーは偽名を使って両方で活躍していた。
セブルスキーのペンネームと偽りのバックグラウンドが大きな波紋を呼んでいる理由はこれだけではない。
人種や国籍をめぐる問題について敏感になっている米国だが、アジア人がコミック業界で成功するのは決して容易なことではない
ところが、セブルスキーはアジア人だと偽ってマーベルで活躍し、順調にキャリアを積んでいった。
そのため、彼が本物のアジア人のチャンスを収奪し、巧妙なやり口で己のキャリアやマネー、成功への機会を掴んだという批判が噴出している。