プロゲーマーのライセンス発行第1弾大会は「闘会議2018」 ウイイレ、スト5、鉄拳7、パズドラ、モンストが対象
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1712/13/news133.html



http://shinobism.com/statement

まず、自分自身はライセンス制度というお話が出た事について、全てを否定をするつもりはありません。
もともとは自分たち自身が「プロゲーマーとは?」という定義の部分で苦しんだ経験もありますので、良い方向でプロゲーマーの定義の議論が進んだり、
定義が明確になることについては自分も望んでいるところです。しかし幾つか気になった点があります。それは、

「なぜ新設される予定の特定の団体に“プロを定義”する資格があるのか」

ということです。今までその定義を自分たちなりに模索してきて、今現在も現在進行形で探し続けている自分からすると
「あなたたちは誰ですか。ゲームが好きな方々なんですか。」という思いが生まれてしまいます。

ここで皆さんにも考えていただきたいのは日本における「プロゲーマー」の価値を築き、高めてきた人々はいったい誰なのか、ということです。

日本における「ゲーム」というのは全国各地に点在するコミュニティ主導で盛り上がってきました。
そのコミュニティに後押しされ、プロゲーマーとして自分たちも活動をさせてもらってきたわけですが、
自分達がプロとしての価値を高めてこれたのも「コミュニティ」や「プレイヤーの皆さん」の力が大きいと思っています。

であるならば、この日本における「プロゲーマー」の価値を作ってきてくれた一人一人が把握していない、
知らないところのどこかの会議室で「ライセンス制度」の話が決まり、一方的にコミュニティや各タイトルのゲーマーに告知されるというのは、
決して誠実ではないですし、ゲームやそこにいる人たちに対する愛を感じることが難しいやり方だと思います。