0001名無しさん必死だな
2018/05/13(日) 23:17:07.79ID:fsBNjCKU0国会が正常化した5月8日の夜、安倍晋三首相がサシで会食した相手は麻生太郎・財務相兼副総理だった。
財務省の数々の不祥事が発覚しても、辞任しないと踏みとどまり、政権批判の矢面に立つ姿は「義経を守る弁慶」(自民党ベテラン)にもたとえられる。
「総理にとって、麻生さんを切るという選択肢はない。
3選を目指すためには、第2派閥の麻生派の支持が絶対不可欠だから、麻生さんを味方につけておくのは、総理にとっての“生命線”なんだ」(同前)
もう一つ、麻生氏の強気な言動の裏には「モリもカケもしょせん安倍の問題」という意識が見え隠れする。
だが、その麻生氏自身にも“公有地疑惑”が浮上した──。
かつて「炭鉱の町」として栄えた麻生氏の地元・福岡県飯塚市では、市民の生活に欠かせない病院やスーパー、ガソリンスタンド、保育園から老人福祉施設まで、
麻生氏が大株主である「株式会社麻生」を中心とするグループ企業が広く経営し、「麻生王国」とも呼ばれる。
その「王国」が“もうひとつの森友学園事件”ともいえる市有地の麻生グループへの“タダ貸し”問題で揺れていた。
経緯を取材すると、森友学園問題と瓜二つなのだ。
まずは市議会でのやりとりを聞いていただきたい。飯塚では市議会で「麻生」がらみの問題が正面から議論されることは極めて珍しい。
自民党議員が「上のほうは麻生グループなんですよ。だからそこのところまで僕は言いたくないんだけど」と述べるなど、
デリケートな話題であることが窺える。議事録から抜粋する。
野党議員:「市有地を株式会社に無償貸与するのは極めて異例。
有償貸し付けだとこの土地の賃料はいくらになる計算なのか」
市役所:「計算していません」
野党議員:「この麻生グループのわがままを受け入れる今回の議案を市の側は誰が決断したのか」
市役所:「市長の決定を得たものです」
問題の土地は、飯塚市の郊外に建つ「こども発達支援センター」の敷地だ。
もともとは隣接する旧飯塚市立病院(現・頴田病院)の敷地の一部で、麻生グループが2008年4月に病院の経営を引き継いだ際、市との協定で発達障害児の支援センターを併設(建設)することになった。
麻生側は病院と同センターの敷地(市有地)を市から7年間無償で借りて、建物を建てた後、時価で買い取る契約を結んだ。
ちなみに国会で追及されている森友学園は国有地を有料で借りた後、格安で払い下げを受けたことが問題になったが、
一方の麻生グループは最初から市有地を無償で借り、その土地に自己資金で建物を建てて、
「こども発達支援センター」を運営するNPO法人に月額20万円で貸してきたのである。
ところが、今年3月に土地の買い取り期限が来ると、麻生側は病院の敷地部分(約1万平方メートル)は約1億3000万円で買い取ったものの、
時価約1000万円とされる支援センターの敷地部分(約834平方メートル)については市に無償貸与をさらに5年間延長するように要求した。
「弊社の経営状況は極めて厳しく、赤字での経営を余儀なくされてきたのが現状です。
(中略)飯塚市の福祉行政を支えるために、平成30年4月1日からさらに5年間の期間延長をご了承頂けますよう、お願い申し上げます」
(市長宛の「貸借延長のお願い」より)
あの麻生財閥が1000万円程度の金額を払えないというのも奇妙に聞こえるが、議事録はこう続く。
野党議員:「相手は麻生グループの一員ですよ。こういうやり方をやめて、麻生グループとして社会的責任を果たすように求める考えはありませんか」
市役所:「発達障害にかかわる通所施設がこの筑豊からなくなる恐れもあることを鑑みて再度、5年間の無償貸し付けとさせていただいでおります」
野党議員:「そのように麻生グループの会社が言ったんですか?」
市役所:「そういう可能性もあるんじゃないかと推察しているわけでございます」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180513-00000015-pseven-soci