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『妖怪ウォッチ』位置ゲー“後発”の強み ポケGOとの差別化は? 事故防止は?

取材中に『ポケモンGO』など、人気タイトルと比較する声もあがったが、ガンホーの森下一喜CEOは「意識していないと言えばウソになるけど、今までにないモノを作ろうという気持ちで作りました」。
“差別化”を図るポイントとして、別ユーザーに「憑依」することで自分が足を運べない地方の妖怪をゲットすることも可能な特別機能を挙げると「今までのゲームにない仕様になっている」と胸を張った。

 ガンホーでは、パズドラIPを使った位置情報ゲーム『パズドラレーダー』を配信している。そこで得た経験で、さまざまな事件・事故対策も講じているという。

 従来の“位置ゲー”といえば、歩いてモンスター探したり、ポイントを巡ることが攻略の鍵となっていた。しかし同アプリでは「サーチ機能」で妖怪が出現する仕様。森下氏は「足を止めてのプレイ」が狙いだといい「操作が原因で事故になっている例も聞いている。
ユーザーに歩きスマホを助長しないよう考慮して制作しています。『パズドラレーダー』のノウハウが生きたということです」と話した。

 また、アプリ内のプレイヤー表示に関しては、プライバシーを考慮した「カモフラージュモード」を実装。
直径1キロ圏内のプレイヤーをランダム表示する設定にし、プレイヤー同士の特定を防ぐため、登録情報を匿名化する。

 さまざまな事例、プレイ環境を考慮し、満を持してリリースされた『妖怪ウォッチ ワールド』。
レベルファイブの日野晃博社長は「ほぼ全シリーズの妖怪が登場しますし、新妖怪やご当地妖怪も予定しています」と、今後のアップデートにも含みを持たせていた。