スイッチ版『F-ZERO』に対して元任天堂開発者がコメント、GXが1つの目安

海外のゲーム情報メディア『SourceGaming』は、かつて任天堂に務めていたクリエイター、Giles Godfrey氏にNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版『F-ZERO』についてインタビューをしています。

“『F-ZERO GX』は本当に素晴らしい作品だった”

Giles Godfrey氏はインタビューにて、ゲームキューブで発売された『F-ZERO GX』を『本当に素晴らしい作品だった』と答えています。



(F-ZEROなどの)オールドスクールのゲームに対する期待は非常に高いです。

据置最後のF-ZOROのゲームはF-ZERO GX、あれは本当に素晴らしいゲームでした。
新しいF-ZEROはGXを上回る必要があり、それには大きなリスクもあります。

私はF-ZERO GXが本当に大好きです。

ワイプアウトのようでもあって、より速く広角になる事で更にワイプアウトを感じる事が出来ました。

F-ZEROの緊張感や曲がりくねった滑るコース、制御スキーム、それらを経験した私の観点からは、GXを超えた優れた物を作るのは難しいだろう。


と、『F-ZERO GX』が素晴らしいものであっただけに、それを超えるニンテンドースイッチ版を作るのは難しいのではないか?と答えています

『F-ZERO』の新作については任天堂の宮本茂氏も以前に

『例えば新しいハードのコントローラーがF-ZEROにピッタリだったとします。そうすれば我々はF-ZEROの開発を考えるでしょう。』

『F-ZEROを作る上で難しいのは、過去の作品と違う新しい”何か”をどう用意するかです。』

などコメントしており、『今までのF-ZEROとの違い』の模索を感じさせています。

この宮本氏のコメントと先ほどのGiles Godfrey氏のインタビューは似ていて、『F-ZERO GX』を超える為には新しい要素を入れる必要があるとしています。


F-ZEROはWii Uの時代に、宮本茂氏が『バーンアウト』などで知られる『Criterion Games』にデモの制作を依頼したとの情報も入っています。

その時は『Need for Speed』の開発に専念したいと断られましたが、制作自体に関心がない訳では無さそうです。
http://yougot-neko.com/nintendo-switch_f-zero-gx_interview/