0001名無しさん必死だな
2018/08/27(月) 21:27:57.56ID:OBuNkEbY0今季のメジャーではその価値観に異変が起き「勝利数の死」が語られている。
きっかけはメッツのジェイコブ・デグロム投手(30)の活躍だ。今季、8月26日時点で26試合、
174イニングを投げ防御率が両リーグ1位の1・71、奪三振がナ・リーグ2位の214。先発投手で防御率1点台は現在、
ア・リーグではレッドソックスの左腕クリス・セール(29)とデグロムだけと、他を圧倒する数字だ。
しかし勝敗は何と、8勝8敗のちょうど5割。レギュラーシーズン終了時には、負け越している可能性も十分にあり得る状況だ。
もしデグロムが200投球回、防御率2点未満で勝率が5割未満となったら、100年以上なかった珍記録ということになるそうだ。
それでもデグロムは今季サイ・ヤング賞の有力候補といわれている。2010年にマリナーズの先発右腕
フェリックス・ヘルナンデス(32)が13勝12敗、防御率がリーグ1位の2・27でサイ・ヤング賞を獲得したときも
勝利数の重要性が議論されたが、今回のデグロムのケースはヘルナンデスのときの比ではない。
デグロムがサイ・ヤング賞に十分に値するのなら、勝利数に何の意味があるのか、という疑問の声が上がっている。
メッツのミッキー・キャラウエイ監督も「私は投手の勝敗に価値を感じなくなった。投手で最も語られるべきは、
失点をどれだけ防いだかということだと思う。デグロムはその点で今季誰よりも優れている」と話している。
もう一つ、メジャーで勝利数を「死」に追いやっているのは、今季登場した「オープナー」制だ。
メジャーで先発投手は「スターター」と呼ばれるが、先発ではなくリリーフ投手が試合の最初に投げ
短いイニングで継投するのが「オープナー」。レイズが5月19日からこの戦法を使うようになり、
チーム防御率が劇的に向上するなど、予想以上の成功を収めている。
例えばレイズの8月1日から15日までの13試合を見ると、
初回から登板した投手、つまりオープナーが投げたのが2回以下の試合は7試合、4回以下が10試合だった。
1番手より2番手で投げる投手の投球回が一番多いため、2番手投手に白星が付くことが多くなる。
現時点でチームの最多勝利は、唯一先発として固定起用されているエース左腕ブレーク・スネル(25)の16勝だが、
2位は新人の救援左腕ライアン・ヤーブロー(26)の12勝だ
レイズがこの戦法で成功しているため、他球団の中でも先発投手層が薄いチームや初回の失点率が高いチームなどの間で
追随しようかという動きも出ている。今後オープナーの起用はメジャーで増えていくと、
勝利数の指標の重要性はますます薄れていくかしれない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180827-00312162-nksports-base