「極論」バカが、今のニッポンを蝕んでいる
AI失業論、地方消滅論、TPP亡国論はやめろ


https://toyokeizai.net/articles/-/241383

最近、さまざまな分野で、「極論」が増えていないだろうか。
民主的な選挙で選出された政権を「独裁」「ファッショ」と決めつけたり、
北朝鮮に圧力を加えろと言っただけで「戦争になる」、「今すぐ原発をゼロにしないと日本が滅ぶ」など、枚挙にいとまがない。
少し前には「TPP(環太平洋経済連携協定)はアメリカの陰謀」というものもあった。
近頃では「AI(人工知能)の普及で人間の仕事がなくなる」
「人口減少で日本の地方は崩壊する」といった極論を聞くことが多い。
なぜ、極論が生まれ、極論に群がる人々が増加しているのか。
常識を持った人ならば、極論を無視することができるはずだが、なぜ極論を受け入れてしまうのか。
『日本を蝕む「極論」の正体』(新潮新書)の著者であり、インターネットやネット保守、若者論などを中心に言論活動を展開する、古谷経衡氏に聞いた。