――坂口さんは、田畑さんが作られている『FFXV』のことを、どうご覧になっていたんですか?

坂口 『XIII』までは、北瀬を始め旧スクウェアの人間がやっていたという意味で、『XIV』からが『FF』の新世代ですよね。
新世代というと語弊はあるかもしれませんが、「また新たな『FF』になっていくんだ」と感じていて。『FFXV』では体験版をやったり、直接映像を見せてもらったりして、『FF』のためにがんばってくれているんだなってことはひしひしと感じていました。


――ちなみに、これまでも『FF』のナンバリングタイトルに関して、意見交換などは行っていたのでしょうか。

坂口 そうですね。『FFXII』では松野と話をしましたし、『FFXIII』のときは旅行も兼ねて北瀬と鳥山(鳥山求氏。『FF』シリーズでは『VII』や『X』などに参加。『FFXIII』シリーズでディレクターを務めた)が、僕が在住しているハワイに来たこともありました。
そのときは焼肉屋で大激論して。僕は言いたいことは正直に言いますけど、北瀬も負けてはいないので、「このオヤジ、また無茶なことを」みたいな(笑)。

田畑 北瀬さんは食い下がりますよね。僕の前でも言い合いをしていました。
「それだけわかってるなら、なんでそれをやらないんだよ」と坂口さんが言ったのに対して、「いやいや、やれないものってあるじゃないですか」って。

坂口 やれないことなんか何もないんだよ、やろうとしてないだろ、1回壊せ! みたいなことを言った気がするな(笑)。
https://s.famitsu.com/matome/ff15/2016_05_13_interview02.html