サードがマルチプラットフォームのソフトを開発開始


ここで任天堂がその話をききつけ、保証の提案をもちかける。
サードに対し、一定数の発注を約束する代わりにSwitchを優遇してもらう。
(パッケージ版の独占や早期発売など)


この提案に了承したサードは契約どおりSwitch版のソフトを優遇し開発、発売


任天堂はこれに対し、自社の予算でソフトの発注をかける


発注したソフトは任天堂から直接全国の小売に3倍以上の値段で売りつけられ、店頭では定価で販売することを強要される。
この段階で任天堂には利益が出る。
(ここでの発注を拒否した小売は次回から受注拒否や暴力などの制裁をうける)


また定期的に任天堂社員がそれら小売をまわり、店頭に並んだソフトを回収する。
この時店舗側は回収されたソフトも店の売上として計上することがあらかじめ任天堂から義務付けられている。


回収したソフトはまた別の小売に定価の3倍で売りつけられ、同様の流れが繰り返される。


これが任天堂マジック『買取保証』の実態だ。
少ない元手の資金から永久的に利益を生み出し、虚構の売上で市場も味方につける魔法のシステムなのだ。



読売新聞