http://dengekionline.com/elem/000/001/910/1910186/
――ユーザーの厳しい声について、具体的に聞いていきたいと思います。
まず、リリース当初のコスチューム入手方法がかなり厳しいものだった理由を聞かせてください。

 本作に限らず対戦格闘は、長くプレイしていろいろな人と対戦することで上達していきます。
ですから、本作を繰り返し遊んでいただくことで、
読み合いだったりコンボだったり、そういった遊び方を覚えてほしいと思っています。
そのために本作では、繰り返し遊ぶことでコスチュームが手に入る仕組みを用意しました。

 ただ、繰り返しの回数については完全にこちらの調整ミスでした。
使用したキャラクターを問わずランダムでコスチュームの設計図が手に入るという仕様も、
ユーザーに過剰な負担を強いることになってしまいました。
ユーザーから意見をいただき、まず、すぐに対応できるフォローとしてキャンペーンという形で設計図の入手量を増加。
その後、アップデートで完全なランダムではなく
使用キャラクターのコスチュームの設計図を優先して入手できるようにしたのが、これまでの経緯になります。


――続いて、パッケージ版やDL版といった買い切り版の発売から2週間で、
基本無料版の配信が行われた経緯を聞かせてください。

 実は、『DEAD OR ALIVE 5 Ultimate(DOA5U)』や
『DEAD OR ALIVE 5 Last Round(DOA5LR)』はソフト発売と同時に基本無料版をリリースしていました。
同時に出すことで初心者同士の対戦を最大限に盛り上げていたわけです。そのような流れがあったので、
本作も本来ならば製品版と同時に基本無料版をリリースしたかったのですが
開発の遅れもあって同時リリースはできませんでした。
ですが、なるべく早くリリースしないとカジュアルなユーザーが減ってしまい、
初心者同士の対戦ができなくなると考えて、開発を進めた結果、発売から2週間後のリリースになりました。

――もう少し早い段階で基本無料版の発売時期の告知をしていれば、混乱も避けられたのではないでしょうか?

 開発が難航したこともあって、基本無料版をいつリリースできるのかが配信直前までわかりませんでした。
また、東京ゲームショウ2018で基本無料版をリリースすること自体はアナウンスしていましたし、
インタビューなどでも触れていたのですが、公式サイトで改めて告知をしていなかったため、
基本無料版の存在がユーザーに浸透していなかったというところも反省しています。

 公式サイトに“基本無料版リリース予定”とバナーだけでも用意しておけば、
あそこまでユーザーを戸惑わせることはなかったと思っています。